毒親から作られた傷は一生残る、毒親後遺症との付き合いかた

毒親を持つ人の人生の問題は、世間で言われている、一般的な問題解決方法では解決できません。

 

毒親の後遺症は一生続く

毒親に育てられた人の不安、恐怖、自信のなさは、普通の人が持っている不安や恐怖、自信のなさなどと全く違います。毒親の子供は、潜在意識があらわになっている幼少期に、毒を流し込まれ、それを基準に人格形成がされてきました。この毒の型を本当の生命の生みの親である宇宙の神の型に根こそぎ変えない限り、解決することはありません。毒親に育てられた人は、これが生涯のタスクです。

人間は、誰にでも潜在意識の中にある集団的無意識、大衆の心というものがあるので、不安、恐怖、自信のなさが出てくることがあります。しかし、それが基準になって人格形成はされていませんので、すぐに元の状態に戻ることができます。毒親に育てらると、大衆の心の中にある一番悪い毒の部分、破壊的要因を元に育てられているので、ちょっとやそっと解決方法やよいものを中に取り入れたとしても、すぐにその毒の状態に戻ってしまいます。この人生のリハビリが厄介なのです。

 

毒親に台無しにされた潜在意識をきれいにするリハビリ

私も毒親によって作られたこの人格のせいで、人に委縮しながら生きていく人生がうまくいかな過ぎていつも直そうとしていました。しかし、途中で悪化してきたので、逆に直そうとしない、改善しようとしない、という方向に転換して見方を変えました。そして自分に甘く、嫌なことはやめて好きな時間に寝て起きて、やりたいことだけをやるようになってだらけるようになってからよくなってきました。これは、自分を大切にしたから、自分の中の宇宙の神が目覚めて自分の中で宇宙的な循環が起き、潜在意識がきれいになってきたのです。

一般のまともな家庭で育った人が言うアドバイスや一般的な解決方法を行っても効果が一向に出ないのは、当たり前です。毒親が持つ破壊的要因は、ウイルスに似ています。人間の心の中に住み着いて感情を食って毒素を増やしその人の中で増殖します。それに効く特効薬以外は効きません。毒親ウイルスに一番効くのは、自分への愛だけです。

 

毒親からの心の傷を障害として受け止めてこそ解決法が見えてくる

本来ならば、幼少期に親から無条件の愛を注がれることで、人にやさしくしたり愛することを学び人格形成がされていきます。しかし、毒親の子供は、無条件の愛を一度も注がれたことがないので、無条件の愛について学ぶ機会がありませんでした。だから人間関係、恋愛関係で、問題ばかり起こるのです。毒親に育てられた人は、自分自信に無条件の愛を与えて自分で学んで生きていくことになるのです。

残念なことに、毒親に育てられた人は、幼少期から人格形成が止まってしまっています。ここが普通のまともな家庭で育った人との大きな違いです。他の人が簡単にできることができません。毒親に育てられた人は、30,40、何十歳になっても心の中は、幼少期のままです。人生で自分を愛することを学べなかったという代償は、すべて自分に跳ね返ってきます。これは、障害者の人に一般的なことをやらせようとするのと全く同じです。自分を自分と同じ年の人と比べたり、周りと比較することは、何の意味もありませんし精神的悪化の原因になります。実際にこんな病気はありませんが、毒親の元に生まれてきたことを障害のようなものの一つとして自分の中で認めて生きていくと、対策が練りやすくなるし楽になってきます。現在の年齢に関係なく、自分自身を幼児として見てあげて、幼児と接するように可愛がり愛していくのです。自分自身で自分の心を育ててあげることが必要になってきます。

具体的なやり方は、例えば、急にケーキが食べたくなったらすぐ手に入れて自分に与えてあげます。「よかったね~ケーキ食べられて、おいしかったね!」と心の中で話しかけたり、または、ノートや自分宛のメールや、PCのメモ帳でもなんでもいいので書いたりして、自分との対話をします。今度何したい?とか何が嫌なの?とか聞いたり、悩みがあったら、もう一人の自分に相談してみます。「今日こんなむかつくことがあったんだけどどうしたらいい?」そうしたら、もう一人の自分でその内容に対し返事をします。「あいつが悪いに決まってるよ、●●ちゃんは何にも悪くないから大丈夫だよ」など思いついたことを書きます。一人二役で一見、やばい人のように見えますが、実は、潜在意識に相談して、潜在意識が回答をしているのです。

このように、潜在意識との会話をしていくと、自分のことを100%わかってくれて100%味方をしてくれる人がいるのと同じ安心感がでるので、だんだん自分の心が落ち着いてきて、繰り返すごとに少しずつ心が育ってきます。毒親や他人からは、自分の心を育ててもらうことはできませんので、潜在意識という本当の親に育ててもらっているのです。毒親に育てられた人は、自分のことを100%理解してくれて、自分のことを100%味方をしてくれる人がひつようです。しかし、そんな人はどこにもいません。本来ならば、幼少期に自分の親にやってもらえるはずでした。それをやってもらえてないから人生がうまくいかないのです。だから自分で自分の親になり、潜在意識を使って潜在意識で育てていくしかありません。

 

他の人がやっている一般的な、成就法、成功法や解決法では解決できないと言うことをしっかりと受け止めましょう

毒親に育てられた人は、毒親からやられた心の傷と毒と一生過ごさなくてはなりません。これをいかに自分の愛で普通の状態に持ち込めるか否か?で人生の満たされ度が決まってきます。

心から満たされる精神的な完全な幸せは、自分を本当に心の底から好きになって大切にできたときにしかやってきません。毒親育ちの人が、何をしても満たされない理由は、自分を心底愛することができないからです。自分を心底愛することができなければ、人から心底愛されることはありません。表面の利益だけのために利用されたり、利用された後簡単にポイ捨てされたり、後ろ足で砂をかけられたり、いじめられたり邪険にされるのは当たり前です。

なので、毒親に育てられた人は、よくある心理系、スピ系、アファーメーションなどのいろいろな方法を試すよりも、いかに自分を大切に愛していくかということに専念するほうが効果の期待ができます。

 

毒親持ちがやってはいけないこと

反省のし過ぎや、自分を責めることだけはしないでください。一般的な心理系の方法で危険なところは、例えば人間関係がうまくいかない場合、自分にも悪いところがあったと、自分を反省させてしまうところです。それは、毒親育ちの人たちにとって、ガソリンを浴びて自分で火をつけるのと同じくらい危険な行為です。

自分に何か落ち度があったから、失敗した、相手の期限を損ねた、嫌われた、など自分の過小評価と自責の念につながってしまう行為はNGです。

毒親の子供は、生まれたときから、けなされ、責められて生きてきています。自責の念をさんざん潜在意識に落とし込まれ刻印されているので、もうやめてください。その型こそ変えなくてはなりません。かといって、「ああ、今また自分を責めてしまった!そんな自分はだめだ!変えなくてはいけない!」と強制になってしまっては、もっと自責の念が高まり、悪化してしまうので、常に自分を責めないように自分自身を守ってあげましょう。自分に甘くでいいのです。一般的な人は、なにごとにも努力が大切だというかもしれません。毒親持ちの人にとっての努力は、一般とは違います。幼少期にさんざんやりたくもないことをして努力をしてきたので、もうそれと同じようなことはやめてください。やらなくてはいけない努力は、自分の感情をすぐに出すこと、言いたいことは何でも言う努力と、自分をほめまくって優しい言葉をかけて自信を上げる努力です。自分が、自分の理想の親になって自分を愛してあげることです。

一般世間では、なにかあったときに、人のせいにしてはいけないと言われていますが、毒親に育てられた人はその反対をするくらいでちょうどいいのです。それくらい自分を守って少しでも自信を持てるようにしなくてはいけません。

いくらプロのカウンセラーでも毒親持ちではない人に相談をすると、一般論で返されて悪化することがあるので危険です。どんなに資格を持っていても、医者であっても、自分は普通の家庭に生まれて愛されて育ってきているので、毒親のことを理解できない人はたくさんいます。毒親育ちの人にとって、あなたに問題がある、あなたの態度がそうだから・・・と責めてくるアドバイスは、毒親と同じですので悪化するだけです。

不快に感じる環境や人、物、内容とは離れたほうが賢明です。どんなに良い条件でも感じることのほうが、真実なのです。

 

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