HSPの人から話を聞くと、過去にトラウマを持っていたり毒親持ちであることが多いことがわかっています。
HSPとは、Highly sensitive person ハイリーセンシティブパーソンの略で、人よりも敏感で繊細な気質の人です。良くも悪くも周囲の環境に敏感に反応します。HPSは、病気や障害では、ありません。神経が発達しているので、ちょっとした人の態度や言葉に傷つきやすかったり、環境に疲れやすいというだけです。五感も発達していて光、音、味覚、匂い、洋服がチクチクするなどの感触などに敏感な人もいます。発達障害、精神障害を持っている場合、環境に敏感になる神経症的傾向がありますので、HSP気質だということになります。
毒親持ちにHSPが多い理由
動物や虫のような生き物でも、敏感さは、敵をいち早く察知して自分の命を守るために逃げたり、食糧になるに獲物を捕まえるためにあります。人間も同じで、生まれた環境や生まれる前の環境が危険な場合、生まれ持って発達した敏感さをもっているか、毒環境により後から敏感さが一般の人よりも育ってしまうのではないか?と思われます。
もともと毒親の家系は、先祖代々、発達障害、パーソナリティー障害や精神障害などの心の病を持っている傾向があります(注意:毒親の場合は、本人も周りの人も精神的な障害に気づいていないので診断を受けていないか、わかっていても認めたくないために診断や治療を受け入れないことがほとんどです。精神的な障害を持っていても、本人と周りがが理解していて適切な治療を受けていたり、周りに理解者、協力者がいた場合、毒親になることはありません)。
毒親は、自分に劣等感やトラウマからくる破壊的要因を抱えています。当たり前ですが、そんな状態なら自分のことをするだけでも精いっぱいです。心に余裕がないからこそ、弱い者いじめをしたり身内に当たり散らすという毒行為に走ります。
毒親の子供は、幼少期から、そのような毒親の毒行為から身を守るために、敏感になってしまいます。HSPは、病気ではありませんが、毒親家庭では、毒親の顔色をうかがったり、自分を守るために敏感にならないと命を落とす危険性もあります。毒親の子供は、暴力を振るわれたり、脅迫されたり、過保護、過干渉だったりして神経が休まる暇がないのです。そのような環境が、常にびくびくしながら生きていくような神経状態にして過敏になってしまいます。
毒親の子供は、一番大切な幼少期にまともな人格形成ができないまま大人へと育ってしまうので、いつまでたっても自分に自信がなく、ちょっとした言葉でも傷ついてしまったり、社会や人間関係において抵抗力がない人間になってしまいます。毒親持ちのHSPだった場合、環境への対応力がないことも、HPSの敏感さに輪をかけて神経を疲れさせてしまう原因になっています。
HSPは、疲れやすさの代わりに成功に必要な能力を持っている
HSPは、神経的に敏感で繊細なので、ちょっとしたことにも傷つきやすく、ストレスをためやすく、疲れやすいという特徴をもっています。何でそんなに疲れやすいのかというと、もう一つの理由のがあります。HSPは、一度に大量の情報を取り込んでいるからです。一般の人が、一瞬で何かに1つしか気づかないとしたら、HSPの人は、100気づいているような感じです。
そりゃー疲れるの当たり前ですよね。
でも、疲れなかったら、すごいことになります。
他の人が気づいていないこと、人ができないことをするのが成功者です。みんなと同じならただの一般人、凡人、平均並みです。HSPの人は、ストレスにならない環境を選んで常にストレス対策をして、その繊細さを活かしたら、ある特定の分野でずば抜けるような大成功間違いなしと言ってもいいほど素晴らしい才能を持っています。
HSPが避けたほうがいい場所や人
HPSの人に大切なことは、環境や人を選ぶことと、繊細さを活かせる場所に行くことが一番大切です。
直感的に嫌だと思う人は、避けましょう。
どんなに相手が凄い人、仕事などでどうしても関わらなくてはならない重要な人だとしても、ちょっとでも嫌だなと思う直感は当たっていますので、絶対に避けてください。その嫌な感じは、そのあとに嫌なことが起こることを察知しています。そのような相手とは、関わってろくなことありません。それよりも、一緒にいて心地よい人、楽しいと感じる人、自分に好意的で自分のことを大切にしてくれる人たちを周りに集めにましょう。
私が嫌いなタイプは、失礼な人、上から目線見下し口調、意地悪口調、いやみったらし人、流行の言葉をかっこいと思い込んで使いまくって自分に酔いしれてついて来れない人をバカにするチャライ人そういうのに限って一人でいるといい人で大人しいくせに数人集まるとグルになって強気で攻めてくる弱いバカ、良いことでも素直に受け止められないひねくれている人、あら捜し大好き突っかかり口調ですぐ逆らってくる人、自分から聞いてきたくせにアドバイスをすると逆らって傷ついて何でも攻撃だと受け止める人、すぐできない・無理と言って何にもしない人、後からササっとやってきて人が努力してやってきたものをパっと盗んで全部乗っ取ろうとする美味しいどころ取りの人、聞く耳を持たず強制的で支配的な人、などけっこういっぱいいますw全部毒親と同じタイプですねwこういうのは、直感的にめんどくせーなとすぐわかるので避けるようにしています。
絶対に縁を切れないように見える家族関係でも同じです。いや~な感じのする毒親と関わっているとろくなことはありません。嫌だなという魂の直感に従いましょう。
HSPは、精神的に弱い人という意味ではない
HPSは、よく繊細さん、敏感さんだとかいわれているので、弱い人だというイメージがあるかもしれません。そのイメージでは、ちょっとしたことでへこんだりくじけて、すぐ諦めたり、四六時中泣きごとばかり言っていて、一度傷ついたら立ち直れない打たれ弱いひょろひょろ人間のように聞こえますが、実際には、精神的に弱いという意味ではありません。
HSPの人は、過去につらい経験をしていることが多いので、精神的に強くて耐久性があります。特に毒親持ちのHSPは、ただでさえ普通の人よりも敏感で傷つきやすい性質な上に、今までの毒親地獄をずっと耐えてきていますので一般の人と比べ物にならないほどの忍耐力を持っています。
自称HSPの見分け方
反対に、自称HSPといって、「私、繊細で傷つきやすいんです~。人が苦手なんです~。」という割には、図太い神経の持ち主がいます。
HSPは、神経が過敏です、その人の神経が過敏で繊細か?それとも、図太いか?を見ればすぐにわかります。
本物のHSPは、本能的に瞬時に感度が外に先にいきます。自分よりもまず先に、他人や、環境に目が行ってそっちを優先にしてしまいます。それが良くも悪くも疲れる原因なのです。しかし、自称HSPは、いつも自分優先で、他人、環境を一切見ていないし感じ取っていないので、何にも気づいていません。この環境への洞察力が大きな違いです。
HSPの人は、もし傷つく言葉を言われてしまったらその日は眠れないか、それによって深く反省して自分の欠点を直そうとして努力をしたりします。HSPの人は、何でも感覚として自分の中に記憶するので、一度失敗したことも覚えているというように、記憶力もずば抜けています。覚えているからこそ、次は、二度とやらないように努力できて、失敗しないようになります。これも成功者には、大切な要素です。HSPの人は、嫌な出来事でも、一度あったことをずっと覚えていて、そのトラウマをずっと引きずってしまったりします。自称HSPは、何でもすぐ忘れます。一度ミスしたことも忘れていてまた何度もやったりします。そういう細かいところを見ていると、本物のHSPか自称かがわかってしまいます。
いつも自分が心地よいか?自分中心に考える
HSPの人は、放っておけば自然に敏感・繊細に傾くようになっているので、図太い人のように自分中心に考えるほうがうまくいきます。そういったとしても絶対に図太い人のようになれませんので、ご安心ください。嫌われることはありません。逆に自分中心で何でも決めていったほうが好かれます。自分優先で、やりたい放題やっていたとしても、どこかで勝手に気がきいてしまうので周りも喜んでしまいます。その結果、この人は、自分を持っていて優しいし気が利く人だな~と思われます。HSPの人が、疲れるもう一つの原因に、人や環境を気にしすぎるあまり、自分を封じ込めてしまうというのがあります。それをやめるだけでも、疲れやすさがかなり減ります。これをやめたときに人生が変わります。
今は、毒親持ちのHSPが有利な時代
毒親持ちのHSPの方は、毒親育ちだった時点で一見、人生が台無しになったように見えますが、大量の情報が一瞬でわかる洞察力、記憶力、繊細に人の気持ちや環境の状態がわかるという、素晴らしい隠れた才能を持っていますので、あきらめないようにしましょう!
今は、自分で真実を見抜いて自分の命を守らないと生き残れない時代になってしまいました。周囲の環境にある大量の情報の中から真実を見抜き、正しい道を知るには、感度が鈍感ではやっていけません。私は、今、まさに、毒親持ちのHSPが本領を発揮して輝く時代だと思っています。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
毒親は発達障害を持っている可能性が高いので一般の人と比較して考えてはいけない
HSPですよ
ずっとHPSて書いてあるけど
ご指摘ありがとうございます。修正しました。