怒りの処理方法 怒ることはいけないことなのか?

怒ることは、悪いことと言う人もいれば、怒った方がいいと言う人もいます。本当はどれが正しいのか?どうしたらよいのか?怒りが出てきた時の処理方法についてです。

怒りの処理は、ケースバイケースとその人の状態による

怒ってはいけない、怒った方が良いという、まったく正反対の、2つの説が出回っている理由は、ケースバイケースで、人それぞれの状態によるからです。それぞれ自分が経験したケースや、自分の魂レベルで話しているものがたくさんあるので、違う情報が出回っているということです。

5次元にいる人からしたら、「怒ってはいけない」というでしょう。しかし、3次元にいる人は、感情の抑圧を持っているはずなので、抑圧の処理を先にする必要があります。

 

まずはじめに、怒りが出てくる理由は、大きく分けて2つあります。その二つのうちのどちらなのか?によって、対策は違ってきます。

①外側からのことに対する怒り

予期せぬときに、何者かが自分を攻撃したときや、防御反応で出る怒りです。実際には、自分が外部反応しているだけですが、外部のものによりトリガーされるものです。

②自分で率先して作る怒り

平穏な心だったのに、急に自分で嫌な過去の体験を思い出すことで、今その場面にいるかのような錯覚をして、怒ってしまうものです。悩み癖がある人、毒親に育てられた人、発達障害の人がついやってしまう反すうがそうです。これをやるとずっとその気分が続いて、怒りが止まらなくなります。

やってはいけない怒りというのは、②です。

これは、過去の嫌な話や愚痴、悪口、悩み相談、不幸自慢をすると、そのことを考えたり思い出すことになるので出てきます。だから愚痴、悪口、悩み相談、不幸自慢は、良くないのです。これは、自分でやらないようにしないといけません。やっている限り、3次元の悪霊、大衆の心、不快な気分、悪いことばかり怒る人生からは逃れられません。

 

①外側のことに対する怒り

①の外部に反応して出る怒りには、いくつか種類があります。

防御反応

動物が、危ない、怖いと感じた時に、威嚇して吠えたりするのと同じで、防御のために出る怒りというものがあります。これは、動物の本能で出るものなので、ついイラっときて怒ってしまう相手は、だいたい問題があったり、自分の身に危険を及ぼすような嫌な人だったりします。

これは、動物の本能で出るときは、自然に出てくるものなので、止めようがありません。危険を回避できることがあるので、悪い怒りではありません。

叱咤激励の良い怒り(怒りというよりは、情熱)

何か起きたときに、悪人や、周りの人に喝を入れるような感じで怒るのは、悪くありません。なめられるより全然ましです。これは、3次元トカゲ気質のように、威張り散らすとか、犬がギャンギャン吠えるようにいつまでもうじうじ怒るのでは、ありません。どちらかというと、ただハッキリ言うという感じです。それによって緊張感が良いスパイスになり、団結力が高まったり、やる気が出たりする効果もあります。

魂の成長、アセンションのために克服するべき問題のトリガー

これは、どんなに環境を変えても人を変えても、同じようなパターンが何度も起こるのですぐわかります。人を許さなくてはいけない、自分の主張をすべき、その環境から離れるべきなど、似たような場面が起こって教えてくれます。自分ができるようになるまで何度も繰り返されます

 

抑圧せずに感情表現をしていくことで怒りは自然に減る

はじめのうちは、いろいろ気にせずに、泣いたり笑ったり怒ったりすぐに表現をして、自分の中から、抑圧された感情をなくすことに集中してください。

誰でも抑圧された怒りというのを潜在意識の中に持っています。特に、小さい頃から、感情表現を我慢してきた毒親の子供は、ものすごい量の抑圧を抱えています。そのような場合は、始めにたまったものを全部出すことで、どんどん良くなっていきます。

抑圧された感情は、潜在意識の中で、行き場がなくなり、感情の便秘になっています。それを出さない限りは、何をしてもきれいにならないのです。いくら「怒ることは良くないことだ」とか「因果を作ってしまうから怒ってはいけない」と言われても、感情の便秘をしたまま、きれいにうまくやり過ごすことはできません。

自然に出てくる怒りは、その場で出せば、すぐ消えて終わりますので、なんの問題もありません。出るときは、どんどん出していきましょう。

「因果を作ってはいけない!」と小手先できれいに見せようとして調整して抑圧している方が潜在意識にとって猛毒です。

その場ですぐ怒るだけなら問題はない

自分で怒って、その怒りがすぐに消えてスッキリするだけなら因果になりません。怒った瞬間に炭酸の気が抜けるのと同じで、出た瞬間に終わるので、その怒り自体がもう消えています。自分一人で怒ることは、自分のモチベーションアップや原動力、行動力、軌道修正、現状打破などのアイデアにつながるというプラスのメリットもあるので、悪いことばかりではありません。

しかし、平穏な気持ちのところをわざわざ過去の出来事を思い出して、だんだんむかついてきて怒るのは、良くありません。嫌なことを考えたり思い出さなかったら、怒ることはないのに、わざわざ自分で嫌な気分にしているのは、非常にもったいないことです。

因果になるのは、人に向けた波動を下げる攻撃的な怒り

因果になる怒りというのは、人に向けた攻撃的な怒り、妬み、恨み、復讐などのことです。人の波動を下げようとして悪意を持ってやる怒りが、一般的に「悪い怒り」といわれるものです。

 

魂が成長してくると、自然に怒る回数が減ってくる

魂がアセンション(次元上昇)をしたり、成長してくると、人との争いに発展するような怒りが減ってきます。

特に、5次元になると、エゴがなくなります。エゴがなくなるということは、人と比較したり、争う必要がないということです。それによって無条件の愛ができるようになります。だから怒ることがなくなります。また、5次元では、今、この瞬間を最高潮に保つことだけが重要です。常に自分の気分が最高潮で満たされているので、自然に怒ることがなくなってしまうのです。

最終的には、自然に5次元の無条件の愛の世界になれるようにすることがベストです。

しかし感情の抑圧が潜在意識の中にたまっている場合は、すぐにそうなれませんので、ステップバイステップで、素直にその場ですぐ感情表現をするところから、1つずつ自分のペースに合わせて処理をしていくことをおすすめします。

5次元では、裏の感情や隠し事を持てません。5次元には、抑圧を持っていくことはできません。なので、いろいろ気にして、きれいにやろうと思わないで、どんどん感情を表現して出していくことをおすすめします。

反対に言うと、自分の抑圧された感情がなくなるころに、エゴも消えて、無条件の愛ができるようになって5次元に入れると言えます。

 

小手先のテクニックを気にするよりも人間らしく生きる方が先

因果を作らないことも大切ですが、そればかり気にして生きているうちに今世を楽しめていなかったら意味がありません。それこそ、楽しめなかったという大きな因果が来世まで続いてしまいますw まずは、自分のやりたいように自由に表現をしていくことをおすすめします

人間の魂は、6次元から、感情を持てないそうです。死んで肉体を抜けて魂だけの光のエネルギーになってから、感情を持たないとかそういうことは、好きなだけできます。今、人間として生きている間は、感情表現をして人間らしく生きるほうがいいと思いますw

 

感情の便秘は、小さなトリガーが下剤になって大爆発するときが来る

自分の感情を素直に表現しないで、抑圧したままの状態は、感情の便秘と同じです。感情の便秘をしていると、ちょっとイラっとしただけでも、今まで溜まりに溜まりまくった抑圧された感情が、一気に出てきてしまうことがあります。

例えば、Aさんにむかついて怒ったはずなのに、その怒りと同時に、幼少期から持っていた毒親に対しての怨念から小学校でいじめられてきたこと、誰かにばかにされたことなどまで全部出てきてしまいますw Aさんにイラっとした小さなことが、下剤のようなトリガーになって、過去から溜まっていた大量の抑圧の宿便まで芋づる式に出してしまうのですw その大量の宿便の津波のような怒りで、大爆発を起こして、人間関係を壊したり、仕事を失ったりしてしまうのです。

その場合は、もし感情の便秘をしていなかったら、別に怒るまでもなかったような内容でも、大爆発してしまいます。あとから思い出すと、「なんであんなことであそこまで怒って縁を切ったのだろう、申し訳ないことをしたなー」「今の自分ならあんな大喧嘩しなかっただろう、もっとうまくやっていけただろうな」ということがたくさんあるかと思います。

特に、毒親に育てられた人は、そうなりがちです。毒親持ちの人は、小さい時からの我慢が蓄積しまくっているので、ちょっとイラっとしたときに、普通の人は怒らないようなことでブチ切れてしまったり、些細なことでも、芋づる式に過去の何十年間分の怨念、恨み妬みまで一緒に混ざって出てきてしまいます。

しかし、それを怖がっているとまた宿便を増やすことになってしまい、また溜まってしまうので、爆発して問題が起きても気にせず、どんどん出していくことをおすすめします。出しているうちにいつかは、全部出しきって終わる日が来ます。終わるときには、かなり魂も成長しています。

本来ならば、子供のころから素直に自由に感情表現をしていれば、感情の便秘になることはありません。しかし、洗脳された社会や毒親の支配の中で生きていると、どうしても感情の抑圧が出てしまうので、最終的には、自分でそれに気づいて解消しないといけなくなります。

 

怒りは、小さな不満や不快から始まる

動物的な本能で湧き上がってくる防御反応以外の怒りというのは、始めから怒りではありません。一番初めは、小さな不満や不快感です。

その時点で、気づいてやめることができたり、その場から離れたり、満足いくようなものに切り替えることができれば、その先に進みません。

しかし、その小さな不快感を無視して進むと、その間に不満や不快なことが潜在意識の中で拡大、増殖されます。そうすると、次は、もうちょっと大きな嫌なことに遭うことになります。

そこで、気づいて、離れたり、やめたり、方向転換ができればよいのですが、またそこで、我慢して蓋をしたまま進んでしまうと、それがまた潜在意識の中で拡大、増殖して、その次は、もっと大きな嫌な出来事になります。

これで、嫌なことの内容がどんどん大きくなっていきます。限界が来た時に、プッツンが来て、ブチ切れることになります。そのトリガーも、本当は、抑圧した感情がなければ大したことがなかったりします。

だから、一番初めの時点で、不満、不快だったらすぐやめる、離れる、変えるしかないのです。

これを生きている間ずっと、今、この瞬間に、毎秒やります。

それが、5次元に行くステップです。普段から今、この瞬間だけにフォーカスして、自分の機嫌が最高の状態になるものを選ぶだけです。嫌なことは、すぐやめる、やらない、離れる、逃げるなどして、好きなこと、楽しいこと、快適なことだけをするだけです。常にイラっとくるものを排除しているだけで、高周波を保てます。

なにかイラっとくるものを無理してやっていたり、抑圧して「それでもやらないといけない!」と言い聞かせていたりすると、イライラがだんだん潜在意識の中に蓄積していきます。そうすると、ちょっとしたことでも外部に反応して怒りが出やすくなります。

自分の機嫌を最高潮に保って、イライラが消えたら、イライラの処理は成功です。ずっとそれを維持してください。

イラつきというのは、怒りの手前の段階です。イラつきの段階で消えていれば、怒りに達することはありません。

イラつきをためてしまうと、感情の便秘になって、ある時トリガーで誘発されて、怒りとして出てきてしまいます。

イラつきの前は、不満、不快感です。不満、不快感の時点でやめて、満足、快適な状態にするのがベストです。

 

 

 

 

 

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