毒親は、ほとんどといっていいほど、なんらかの精神的障害を持っている可能性があります。そのなかでも生まれつきの発達障害が非常に高い確率である可能性があります。ですから、一般世間の一般的な家庭と比較して一般と同じことをしようとしても何の解決にもなりません。
毒親の精神障害は、病院に行かないので気づかれていないだけ
毒親は、頑固でプライドが高く、心のつらさや自分の精神的状態の異常を認めません。自分が弱いとかおかしいと思われたくないのでそのことを誰かに相談したり病院へ行こうとすることはありません。なので、実際には、非常に高い確率で精神的障害が隠されている可能性があります。
本来ならば、家族全員で病院に行き、障害があるかどうかの診断を受けることがベストですが、毒親一家ですからそんなことができるはずありません。もし、家族で「障害があるかもしれないので診断しよう」などの話し合いができたら、毒親一家ではありません。「解決できないから離れるしか手段がない」のが毒親です。そのような真の毒親だった場合、仮定で毒親のことを障害者と認めることで、新たな対策を練ることができ、自分が今まで蓄積してきた怒り恨み殺意を中和し、自分の潜在意識を守ることができます。
毒親のことを障害者と認めることで、自分が障害者の人や病人、今にも死にそうな捨て犬捨て猫に自然と優しくできるように、無条件の愛を持って接することができるようになります。これは、毒親に対して優しい心で関われという意味ではありません。殺人鬼のような毒親からは逃げるが勝ち、縁を切り、捨てることがベストです。毒親のことを障害者と認めると、自分の心の中の状態までが穏やかになり、自分が抱えていた自分の人生の問題は解決へと向かいます。さらに、穏やかになった潜在意識により自分の人生にとって良い影響をもたらすことができます。自分の潜在意識を良い状態にするためにとても有効な手段と言えます。
例えば、障害者の人が何か失敗をしてしまっても、障害があるのだから責めるわけにいきません。その人はそれなりに一生懸命やっているのです。一生懸命がんばっていても、そそをおかしてしまうことがあります。それと同じです。それはもう「しょうがない」としか言いようがありません。
ただ「毒親毒親」「許せない!」と言っているだけだと、今までやられたことへの怒りがおさまりません。また、その怒りで潜在意識に破壊的要因を送り続けて自分の人生も燃やして台無しにしてしまいます。なので、この仮定は、毒親に対して、優しくなれと言うのではなく、自分のためにも最高の結果をもたらしてくれる方法だということを認識しましょう。
私は、毒親をこうみるようになる前は、殺意が湧いてくるような何とも言えない怒りがありました。しかし、この障害情報を知ってから、すぐにむかつきがおさまって、「今まで確かにひどい目にあったけど、しょうがねーな」と思えるようになってきました。また自分には、天才肌の才能が隠されていることもわかり、それを活かしていこうというように見方がかわってきたのです。あのまま毒親に殺意を抱き続けてていたら潜在意識の作用で間違いなく自分に降りかかってきたでしょう。
この毒親=精神障害という仮定は、真実だったりします。私は、精神科医ではありませんが、断定できるほど自信がありますwこの根拠のない自信は、潜在意識からきているとわかるからです。
毒親になる可能性が高い人は、精神障害を持っているということがもうすでに証明されています。そのような人は、元々悪意を持って毒親になろうとしてなったわけではありません。もともと発達障害などのなんらかの障害を持っていることを自分も知らず、周囲も知らないので、理解されないまま一般社会に混じりうまくいかない負のスパイラルを繰り返し、ストレスが重なり、他の精神障害を誘発して悪化していき、毒親になってしまうのです。精神障害をもっていると、人間関係、コミュニケーション面で問題が出るようになります。集中していることが違ったり、自分のことで精一杯なので、他者に気を配る、相手を尊重する、相手の感情を読み取るなどの余裕がなくなります。また、ストレスで悪化した精神疾患によって認知が歪んでしまうので、ものごとの考え方に偏見が出てしまいます。それが毒親行動になってしまうのです。
もし、早い段階で毒親が子供を産む前から自分の障害を意識していて、自分も周囲の人も理解し、協力を得られていたら、毒親にならなかった可能性もあります。注意していただきたいのは、障害を持っている人は全員毒親になると言う意味ではありません。
自分と周囲の理解と協力があれば毒親にならない人もいるでしょう。反対になんの障害がない人ても、ストレスで毒親化する人もいます。毒親になるか?ならないか?は、毒親の親が毒親だったか?を見れば一発でわかります。毒親の親が毒親でない場合、いくら発達障害が遺伝であっても毒親家系ではないのです。
また、障害に気づいていない人は、毒親だけに限らず、独身でも、子供のいない人でも毒人間になる可能性を持っています。私は今まで発達障害の診断をしたことがないのですが、毒親と弟がそうであれば、ほぼ確で私もそうである可能性があります。
毒親は、発達障害を持っている可能性が高い
精神障害には、様々なものがありますが、毒親の場合、生まれつきの発達障害を持っている可能性が高いことが判明しています。
発達障害とは、英語でDD Developmental Disabilityのことです。
wikiによると、
身体、学習、言語、行動のいづれかにおいて不全を抱えた状態。原因は先天的であることがほとんどで、発達の遅れに伴う能力の不足は生涯にわたって治ることはない。
コミュニケーションパターンが稚拙(未熟)であるため人間関係で問題を抱えることになる。
だそうです。生まれつきの脳機能の障害です。
やはり、毒親家系にありがちな先祖代々毒親と言うのと同じで、発達障害も先祖代々から受け継がれてきている遺伝的なものですね。
実は私、最近、この「毒親は、精神障害なんじゃないか?という境地」にたどり着きました。毒親の謎を解き明かしているうちに、まず普通じゃそうなるわけがないと思ったからです。「毒親の毒は遺伝的=精神障害も遺伝的なものがある」ここにピンときてつながりました。
発達障害の中には、いくつか種類があります。
まずは、このへん、自閉症、ASD(アスペルガー症候群)、ADHD(不注意・多動性)。それに学習障害LD(読み書き、計算、学習能力が劣る、音痴、方向音痴)などもある場合もあります。
ASD
人間関係のコミュニケーション、対人関係が困難、強いこだわり、興味があることが限られている。自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などがある。「邪魔だから帰って!」と言われたら本当に帰るなど、真面目すぎて冗談を真に受けたり、場の空気が読めず、人の気持ちを考慮できないので、普通に発言したつもりが、馬鹿正直に何でも言ってしまいKY扱いされたり相手を怒らせたり傷つけていることがある。コミュニケーションが苦手、人と関わることや話すことが嫌い、一人でいるほうが好きなオタク系。自分だけのマイルールにこだわる。毒親になりがちな尊大型は、自己中で気難しい、厳しすぎる狭い偏見、マイルールが壊されると急にキレる傾向があり、自分の意見に固執して絶対に折れない頑固さがある。ADHDに比べると、正反対で、第一印象からとっつききくい印象で、気難しい嫌な奴というイメージを持たれやすい。
ADHD 注意欠陥・多動性障害
注意欠陥の場合、一つのことに集中できない、忘れ物やケアレスミスが多い、片付けができない。多動性の場合、感情が不安定、しゃべりすぎ、落着きがなく目的のない動きが多い。片付けが苦手なのに衝動買いをして同じものをいくつも持っていたりする。家事をしなくて、家具が隠れるほどのごみをためたり、どこに何を置いたかわからないような汚部屋やごみ屋敷になりがち。ASDに比べると、正反対で人懐っこくて外交的、話好きで会話も面白くコミュニケーションがうまいので障害があるように見えない人が多い。第一印象から、気さくで良い人というイメージがある。
発達障害は「障害」と呼ばれたり、未熟、能力不足、治ることはないなど言われてしまっていて一見悪いもののように聞こえますが、ただ注意を向けている場所が一般平均と比較すると違うので、一般的なコミュニケーションが難しかったりするだけです。発達障害の人は、好きなことになると一夜でベストセラーを仕上げてしまうほど、一般の人ができないような物凄い集中力を発揮したりします。障害は恥ずかしいことでもありません。この言葉を付けた人がなんとも悪い言葉を使ったので世間で勘違いされているだけです。「発達障害」じゃなくて「特殊性」みたいな名前にしてほしかったですね。そうすればもっとその才能を活かせたでしょう。
実は、発明家、芸術家、偉大な映画作品を作った人、ハリウッドスター、ミュージシャンのように一歩抜きん出て大物になる天才肌の才能を持っています。
発達障害を持った有名人、スティーヴンスピルバーグ、イチロー、アインシュタイン、レオナルドダビンチ、山下清、ジミー大西、スーザンボイル、トムクルーズ、ビルゲイツ、黒柳徹子、勝間和代、栗原類。
発達障害の天才性を活かすには、早く知って自分自身がその特性をよく理解することと、周りの人も環境もその特性をよく理解してあげて、興味がある得意な場所で活躍させてあげたり苦手なことを避けてあげるような協力をすることが大変重要です。もし、人生早めの段階で義務診断があったなら、この世の中から毒親と毒親に人生を台無しにされる子供たちを減らすことができたのではないかと思います。
毒親を一般家庭の親と比較するのは、無駄、何の解決にもならない
このように、毒親は、生まれ持った別の世界を持っていますので、一般世間の一般的な家庭、愛情あふれる親たちと比較して、その人たちを見習わせようとしたり、真似してもなんの解決にもなりません。豚に真珠、猫に小判です。冷蔵庫と電子レンジ、違う機械には、別の使い方の取扱説明書があるように、冷蔵庫なら冷蔵庫用の使い方をしなくてはなりません。買ってきた冷たい牛乳を保存したいのに、電子レンジを開けて扉の中に入れておいても意味はありません。温度が温まってただ腐るだけです。昨日の晩御飯のおかずを温めて食べたいのに、冷凍庫に入れたら凍ってしまい食べられません。それらと同じように、物事を活かすには、目的にあった適した使い方が必要になります。毒親は、毒親の取扱説明書で適した使い方が必要になってきます。
毒親の子供も同じです。一般世間のただ同い年の人々の人生と比較しても無駄です。もともと種類がもうすでに違うのですから、普通の人と比較すれば、ただ自分がより一層辛くなるだけです。毒親専門の解決法でないと意味がありません。
よくある悩み相談で解決しないのは、このためです。毒親のことを理解できてない人に相談しても、これっぽっちもわかってもらえることはありません。逆に、「親を尊敬できないなんて!あなたが悪いのよ!」とか「あなたも大人なんだから親を悪く言わないの!親御さんには、感謝しなきゃダメでしょ」「あなたが気にしすぎなだけよ、そんな細かいことを言っていないでもっと人生楽しまなきゃ損よ」などの説教を食らってむかついて潜在意識に悪影響を与えることになってしまいます。一般人は、毒親がいかにひどいことを影でやっているかを理解できません。表面には平和で幸せそうに見える家族の家庭の中で、まさかこんな陰湿なリンチ事件のようなDVが行われてるなどありえないと思うからです。毒親は、自分の社会的立場を守るために、家の外では仮面をかぶっていて別人にみえることがほとんどです。周囲の人には、自分の家庭が崩壊していることや自分が行っている虐待と言う犯罪を隠し通していますので、私たち被害者は、一般人に相談しても一切信じてもらえないのです。
もし相談するとしたら、毒親について詳しい人、特に、毒親持ちで毒親に精神障害があることがわかっていて毒親問題を乗り越えている人が最強にベストです。毒親と縁を切って幸せになっている人、毒親から離れてもう気にならなくなりました系が◎です。毒親から離れて幸せになっているか?を見ればわかります。
たまーにある、「うちの親は毒親だったけど和解しました~今では仲良しでっす!」みたいなのは、正直言って毒親ではありません。打ち解け合えたというkとは、普通の親とただコミュニケーションがうまくいっていなかっただけです。話合えると言うことは、普通の人間です。話すことすらできない殺人鬼みたいな命に係わる毒人間が毒親です。毒親かどうかは、問題が現在進行形かどうか?でわかります。毒親問題が「解決しているか?」「していないか?」「解決しそうなのか?」「一生解決することはないと断言できるのか?」で判断します。真の毒親は進行形で一生終わります。発達障害が「生涯にわたって治ることはない」のと同じで、毒親も生涯にわたって治ることはありません。先祖代々来ている避けられない毒なのです。
うちの毒親も一生解決しないままいくと確定していますので、毒親から離れた後は、絶賛放置中です。本当の毒親って本当に話せないんですよ。殺人鬼と一緒に住んでいるようなものです。家族という関係があるからしょうがなく嫌でも関わらないといけないけど、もしこれが他人だったら即誰でも逃げる、通報する、嫌われるようなレベルの危ない人です。殺人鬼に話しても相手にされない、いじめをチクったら仕返しされてもっとやられちゃうのと同じで逆に命に危険を及ぼす可能性があります。
はじめまして。
わたしも両親が毒親で、会話にならない、会話ができない状況でした。一人娘なのに、大事にされず、殺意を持ってきました。わたしも全く人とコミュニケーションを取れず、学校ではバカにされたりいじめられたりしました。
でも、その体験や経験があったから、大学で心理学を学ぼうと思うことができ、心理学を勉強できる短大や大学に編入学して必死に学ぶことができました。わたしは現在39歳で、当時は心理系の仕事が大卒ではほとんどなかったので、一般企業の事務職に就職しました。
28歳で結婚し、30歳になる年に長男を出産しました。その長男は夜がなかなか寝ない赤ちゃんでした。幼稚園でも小学生になっても、なかなか夜になっても昼寝もしてないのに眠れない状況が続いていて、成長と共に、落ち着くのかなと思っていた矢先、昨年の春に担任の先生から学力低下を指摘されました。漢字が覚えられない、計算は出来るのに、文章題が解けない、先生の指示や話しを聞いていない、理解できない、忘れ物が多いなど。
小学校から紹介された機関で、発達検査を受けたところ、昨年の10月に視覚優位の発達障害ということが分かりました。でも、わたしはなんとなく前から、長男が発達障害じゃないかと思っていたので、やっと診断を受けられてホッとしました。夫に何回か、長男が発達障害のような気がするから、精神科に連れて行きたいとわたしは言ったのですが、夫はそんな筈はないから、連れて行かないほうがいいし、変な病名付けられて、キツイ薬出されるだけだからダメだ!と言われるだけでした。眠らない眠れないと言うことは、脳の伝達が上手くいってないんだろうなって、心理学でも勉強していましたので。
その他にも、発達障害の診断をされた精神科医の先生から、長男は自閉症になっていてもおかしくなかったのに、育てにくい子をよくここまで育てれましたね!逆にどんな対応をされていたんですか?と聞かれました。
毒親両親やいじめ辛かったけど、そのお陰で、心理学を勉強でき、自分の息子が発達障害だったけど、適切な対応が出来ていた、と言う、大学で学んでいて良かったなぁってひとりになった時に泣きました。学問に救われました!
毒親が発達障害というのは納得できます。遺伝もしてます。毒親は一生許せませんが、全て諦めることでもう納得しています。
でも、長男の存在は宝物です。何と言われても長男と出会って良かったとしか思いません。
長男はわたしと違って、たくさん友達がいて、毎日友達と約束があり、部活にも誘われて、少年野球にも所属しています。長男が自分らしく、しあわせに生きていくことを強く願っています。
毒親の考察とても参考になりました。わたしも苦しみながらも、もがいて頑張っています。必ずしあわせになります!
コメントありがとうございます。毒親持ちだと辛いことが多いけど、その分たくさん学べて後でこれでよかったと言える素晴らしい人生になりますね。