毒親に育てられると、人生がうまくいかなくなり苦しみまくるのでろくなことがありません。その原因は、幼少期の傷と止められた精神的成長です。一番大切なことは幼少期に止められた精神的成長を取り戻して、今から成長することになります。それには、このようなことが必要となっています。
毒親に育てられた人に必要なのは、100%自分に同意をして味方になってくれる人
毒親ではない普通の愛情にあふれた家庭で育った子供は、何をしてもほめられ可愛がられて生きてきています。失敗しても責められることもなく、体罰を食らったり、辱められることもなく、すごいね、えらいねという呪文を聞きながら生きてきています。このように無条件の愛をたっぷり受けて育った子供は、素直に自己表現をすることができるので、親子関係も最高で、家庭の外に出てもどんな人とでもうまくやっていけます。それに比べ、毒親家庭で育った子供は、いつも自分に対して攻撃をされたり反対する呪文を聞きながら生きてきました。これが、潜在意識に巣食った最悪の型で、人生においても同じ状況を招いてしまう原因となっています。
毒親に育てられた人は、どこに行っても自分に同意してくれる人がいないことに気づくでしょう。いつも反対され、妨害されたり邪魔が入ったり、ぶち壊されたりします。誰かに相談しても、「そんなこと言ってもあなたが悪いでしょ」とか「あなたにも責任があるんじゃない?」などむかつく返答をされて、その人ともうまくいかなくなり最終的には、次々人と縁を切る羽目になってしまいます。
毒親に育てられた人は、無条件の愛情たっぷりで育てられた子供の用に、自分のことを100%認めてくれて、「それは、ひどかったね、あなたは全然悪くないよ」同情して味方になってくれる人が必要になります。
毒親の話や自分の悩みを話すときは相手を慎重に選ぶこと
実際問題、一般の人に、自分のことをわかってもらおうとすることは、無理があります。一般の人は、毒親から育てられていないばかりか、何の知識もないので自分が思っているまま正直に何でもかんでも言ってきます。そうすると、かえって自分の傷を深めて落ち込んだりむかついて逆効果です。そういう場合は、自分を100%尊重してくれるカウンセラーを頼るのもアリです。ただし、いくらプロでも中には、真実がわかっておらず、病んでいて意地が悪い人もいますので、気を付けましょう。
この自分に100%同意して励ましてくれたり話を聞いてくれる人がいるかいないないかで、その後の人生に差が出てきます。
人間は、自分のことを尊重してくれて、自分に同意してくれる人がいることで、強くなります。愛情たっぷりの過程で育てれらた人は、だから自分に自信もあってなんでもうまくいくのです。
悲しいことに、毒親に育てられると、それを自分でやらなくてはいけないので、余計な時間がかかりますが、そうする以外にどうしようもないのです。毒親に洗脳された最悪な人生を変えれらるか変えれらないかは、そこで自分でやるかやらないかにかかっています。
周りに自分に同意してくれる人がいないならもう一人の自分と対話する
周りに、自分のことを100%尊重して、あなたの味方になって話を聞いてくれる人がいればいいのですが、もしいない場合は、自分が誰かに話すように好きなように話しかけ、その話に、自分で答えていくという手があります。
これは、傍からすると、危ない人と思われるかもしれませんが、かなり効きます。深く考えず、アニメキャラの設定のように、まず、自分の一番信用できて味方になってくれるキャラを一人設定します。男女問わず、人間でも動物でもロボットでもなんでも良し、自分が持っているぬいぐるみでも構いません。設定は、友達、恋人、家族、同僚、なんでもOKです。自分の理想の親になって自分を可愛がってあげるのも大変効果的です。無条件の愛を自分でたっぷりと自分に注いで、過去に毒親に傷つけられた自尊心や心の傷を完全に癒し、修復することができます。その人にいつも言いたいことを全部話すのです。ノートや自分宛てのメールに書いてもよいでしょう。これは、自分で一人二役をやっているようですが、実際、そのもう一人の相手は、宇宙の神からの声となります。そこで、潜在意識からのメッセージが受け取れるのです。客観的に自分の問題点に気づく場合もありますし、自分の整理も簡単にできます。何と言ってもどこの馬の骨かもわからない赤の他人ではありませんので、100%信用できます。
本来、幼少期に親にやってもらうべきことであった無条件の愛情をそこで受け取るのです。毒親からの人生を直すには、これしかありません。毒親を持つ人は、親に無条件の愛をたっぷり注がれ、親の腕の中で安心して幸せに眠るような甘えを一切許されませんでした。その愛を自分に与えて、過去の傷を癒していくことが大切です。
いい年になって、しかも毒親からは無条件の愛情なんて一生一切もらえません。それをどこで受け取り、自分が無条件の愛を放出できる人間になるか?が人生の課題になっています。
自分が幼少期に受け取ったものが、型となりそれを基準に人生が広がっていきます。その修正は、自分で自分の正しい親になり自分に無条件の愛情をそそいでいくしかありません。
これをやっていると、毒親によって幼少期に止められていた成長が、今の時点で再開され、今またそこから成長をすることができます。もしこれをやらなかったら、精神的成長はずっと止まったまま、外見だけが老けていく中身の幼稚な大人になってしまいます。毒親に育てられた人は、面倒くさいことに、大人になってからも幼少期時代の精神年齢に戻り、成長をしていかなくてはなりません。それを現実世界でやるのは困難です。いい年になってから学校に行ったりして、若者と時間を共有して育っていくのも一つの手段ではあります。しかし、もう一人の自分と対話する方法は、それよりも簡単で、お金もかからず自分一人で、今スグにできるので、おすすめです。
もう一人の自分と対話するイメージは、子供だけに自分だけが見えるというイマジナリーフレンドと言われているものに似ています。