毒親の子供(アダルトチルドレン)は、人生がなかなかうまくいかず、嫌なことや問題ばかり起こります。恋愛、仕事、金銭、人間関係では、こんなことが起こりやすくなります。
毒親の子供の人間関係で起こりやすいこと
●コミュ障(コミュニケーション障害)である
アダルトチルドレンは、毒親の顔色ばかり気にしてビクビクしながら育ってきたので、集中力や注意力に欠けています。コミュニケーション面では、人の話をすぐ理解できない、言われても気づかないということがあります。人が聞いていることに対して、全く関係のない返事をしたり、質問に対しての返事から脱線したり、人が話している間に同時に話し出して相手の話の腰を折ったり、聞かれてもいないに自分のことをペラペラ話し出すなど、会話のキャッチボールに問題があります。これは、家族間で真のコミュニケーションができていなかったからです。毒親は、一方的に自分の意見を押し付けるだけで、子供の話を親身になって聞いてくれなかったので、人の話を聞くことや話すタイミングを学べなかったからです。
●気が合う人や理解してくれる人に出会えない
毒親の子供は、小さいころから親に自分の感情をないがしろにされてきました。そのおかげで、本当に自分のことを受け止めてくれる人に出会ったことがありません。最初は、話を聞いてくれたり気が合う人が出てきたとしても、相手に過剰に期待しすぎたり思い通りのことを言ってほしいと思うので、すれ違いや問題が起きて最終的には、縁を切るようなことになってしまいます。
●認めてもらいたい願望が強い
実際には、自分自身が自分を認めていないと、他人からも理解されることはありません。他人にそのようなことを求めること自体が間違っているのですが、毒親の子供は、小さいころから毒親に否定され続けてきました。それが潜在意識にこびりついているので、無意識で自分で自分を否定してしまいます。自分で自分を認めて、評価も自分で決められるのですが、過小評価をしているので、人からの評価もその通りになってしまいます。しかし、他者から認められたい願望が強いので、矛盾して辛くなってしまいます。
●グループや人の輪が苦手
アダルトチルドレンには、大人数が苦手、人の輪の中に入っていくのが苦手、グループにいてもいないような大人しさで存在を忘れられる人もいます。人が話しているときに、話についていけない、会話に入ろうとしない、一人が好きなこともあります。そのそも人間が嫌いで、誘われても乗る気がしない、断ってばかりということもあります。
●辛い時に助けが来なく、最後は、一人になって孤独を感じやすい
人間関係で嫌なことがあるとどんどん縁を切っていくので、友達がまったくいないか少ないため、自分が困っていて助けが欲しい時に助けが得られないことがあります。なぜこのようなことが起こるかというと、親に手伝ってもらったり助けてもらえなかったため、潜在意識にその型がこびりついているからです。
●気に入った人に粘着する
アダルトチルドレンは、気が合う自分から好意を抱いた相手には、本音をさらけ出します。そのような相手のことを、自分のことをすべてわかってくれている親友だと決めつけたがって「私には、●●ちゃんしかわかってくれる人がいない」と依存します。相手が、自分の思い通りの返事をしなかったりすると怒ってすぐ縁を切るのも特徴です。本来なら無条件の愛を注いでくれる親に求めることを他人にするからこうなるのです。
●誤解されやすい
人の話についていけなくて黙っていると、楽しんでいないと思われたり、言葉に出していないけど心の中で感動しているのに無反応だと思われたりします。周囲の人のペースについていけなかったり、空気が読めなかったり、思っていることや言いたいことがなかなかうまく伝わらない傾向があります。アダルトチルドレンは、人生どんな場面でも、コミュニケーションでの問題が満載です。
●敵視されやすい
普通にしていても、悪気はなくても、ターゲットにされやすいところがあります。これは、毒親の元で育ったので、自分の生きる環境は、怖い環境だという認識が潜在意識に植えついてしまったからです。潜在意識には、気が短くて苛立った毒のある攻撃的な人からターゲットにされやすい型ができているため毒親のような人を引き寄せストレス発散のターゲットにされてしまいます。その相手は、人が違っても、あとからよく見ると、まったく毒親と話しているようだったと感じるでしょう。
●急に人との縁を切る
自分の思い通りにならない友達関係の縁を急に切ったり、急に消えることがあります。メールアドレスをブロックしたり、アドレス変更をしょっちゅうして、音信不通にさせたり、いきなりコミュから消えたりします。
●白黒ハッキリ極端な考え方、ほどよい距離を保つことができない
アダルトチルドレンは、幼少期に、失敗しても何度も挑戦できる、様々な方法や道があるということを学べませんでした。一度何かに失敗すると、毒親から、怒鳴りつけられたり体罰を与えられ、チャンスを与えられることがありませんでした、そのために、少しでもうまくいかないと、すぐ諦めてもうダメだと決めつけたり、切り捨てたります。また、長年、毒親から受けた嫌気が潜在意識に刻印されているので、少しでも不快なことがあると、絶拒絶反応を起こして断ち切ってしまいます。恋愛も、人間関係も、仕事も何事も白黒ハッキリさせたがる極端な性格です。ほどよい距離を保ったり、ほどほどにつきあうことができません。
●反抗的でああ言えばこう言う性格になりやすい
アダルトチルドレンに、欠けているのは、疑いなく物事を見る純粋さです。毒親のせいで、心に不信感を植え付けられてしまったので、自分を信じることも自信を持つことも人をを信じることができません。今まで毒親に否定され続けられ封じ込められてきた抑圧された感情も潜在意識に溜まりまくっています。ちょっとでも指摘をされると小さいころに傷つけられた傷がよみがえり、子供のように言い訳をしてしまいます。自分の劣等感を言い訳で隠そうとしているからです。毒親にガミガミ言われ責められ続けてきたので、ちょっと何か言われただけでもすぐ耳を塞いでしまいます。
●人が信じられなくなるような問題ばかり起きる
毒親の子供は、親に酷い扱いを受けたり暴力を振るわれたので、親を信じていません。それが潜在意識に刻印されているため、社会に出ると、親だけではなく、すべての人を信じられなくなるような展開が起きてしまいます。
●人の顔色を伺いながら過ごしている
毒親の子供は、毒親から脅しを受けて育っています。そのため、自分の言いたいこと、意見、本音をはっきりと人に伝えることができません。こう言ったら、怒られるのではないか?、嫌われるのではないか?といつもびくびくして、人の顔色を伺いながら人生を過ごす人間になってしまいます。
●人をバカにしたり、見下したり、人の悪口ばかり言う
毒親がしてきたことをそっくりそのままします。自分自身に劣等感があるので、人の悪口を言ったりバカにすることで、自分を認めたくて、優位に立った気分になりただけなのです。しかし、劣等感がある自分は、人をこき下ろしたり悪口を言っただけでは、消せません。そのような行為は、自分の心の辛さの表れであり、劣等感を強めます。やればやるほど、ますます辛い状況になってしまいます。
●すぐ人と比べてしまう
毒親の子供は、毒親に他の人と比較され続けて生きてきました。それが潜在意識に染みついているので、人が気になって仕方がありません。誰かと比べて、相手の欠点を見つけ、自分のほうが優位に立っていることで、安心しようとします。しかし、心の奥底にある潜在意識には、劣等感がこびりついているので、本当に安心できていません。本当は、心の中で「人に認められたい」「評価されたい」「愛されたい」と泣き叫んでいます。そのくせに、自分は、自分の劣等感を紛らわすために他人のことを認めないので、人から一向に認められません。
●意地悪でトゲのあるつっかかり口調になりやすい
言葉は、その人自身とその人の人生を表しています。口から出ることは、心の表れであり潜在意識の状態です。潜在意識が破壊的な感情に満たされて汚れていると、暴言、トゲのある意地悪な口調になります。毒親の子供は、劣等感と寂しさ、辛さで、破壊的な感情の大衆の心にどっぷり浸されているので、毒素のある言葉を無意識的に使います。自分では気づいていないけど、毒親そっくりそのままになっていることがあります。意地の悪さは、心底安心して、幸せになりたい裏返しの表現です。心が満たされておらず、うまくいっていない辛さで意地悪になってしまうのです。
●指示やアドバイスをされると反抗する・傷つきやすい
毒親の子供は、毒親に無理矢理自分の意見を押し付けられ育っています。もし、違う意見を言ったり逆らえば、脅されたり体罰を与えられるので、親の言う通りに従って、ただ聞くしかありませんでした。その習慣が潜在意識に染みついているため、人からアドバイスをされるとムカッときてすぐ怒ります。残念なことに、潜在意識にそのパターンが刻印されているので、毒親のように嫌だなと思う人を引き寄せてしまいます。人が変わっただけで、言われる内容、やられる内容は、毒親と全く同じだということがあります。どんなに環境を変えても同じような嫌な目に遭いがちです。
また、他の人からフィードバック、アドバイス、意見などを言われると、夜も眠れないほどガックリと落ち込んで傷ついたり、自分はダメなんだと思い込んで自信を喪失したり、ショックを引きずり続けたり、縁をすぐ切ることもあります。反抗する理由は、劣等感のある本当の自分の姿を認めたくないからです。言い訳をすればするほど、学ぶことも学べないままチャンスを通り過ぎてしまい、何も変わらず辛いまま悶々とした人生を過ごすことになってしまいます。
●頑固で人の話を聞かない
毒親は、自分が一番正しいという姿勢で、子供を育ててきました。その間違った観念が毒親の子供の潜在意識に染みついているので、毒親の子供も毒親と同じように、自分が一番正しいと思い込みやすくなり、人の話を聞かなくなります。表面上は、嫌われないように人に合わせますが、本心では、反対のことを思っていることがあります。
●利用されやすい
アダルトチルドレンは、毒親によりさまざまな制限をかけられたため、人と交流することに免疫がありません。毒親によって植え付けられた劣等感から、自分は、劣っている、他人のほうがすごい、偉い、正しいなどと思って気を遣ってしまい、人を優先にするので、人にいいように利用されることがあります。いい人だから気を許したら、利用されて最後は、感謝されるどころか、恩を仇で返されたり、後ろ足で砂をかけられるような思いをすることになってしまいます。
●人を「いい人」「悪い人」で決めたがる
アダルトチルドレンは、毒親によって、潜在意識に強い恐怖感を植え付けられてしまったので、すぐに防御態勢になります。第一印象やちょっとしたことで、「いい人」「悪い人」と決めつけやすく、いい人なら心を開くけど、悪い人だとシャットアウトという考えになりがちです。
●人間不信になりやすい
毒親の子供は、毒親の下でコントロールされながら育ってきました。そのせいで、人を無条件で愛すること、信じることを学べなかったので、人を信用できなくなってしまいます。
●本当の自分を出せない
アダルトチルドレンは、毒親の下で、欲望や願望を抑圧し、親を基準に偽った自分を演じてきました。本音では、嫌だと思っていても、人や周囲に嫌われたくないために、合わせてしまうことがあります。断ると相手に失礼だから、かわいそうだからなどという考えが先だって本当の自分が表現できません。
●テンパる、どこか後れを取ってしまう
動きがスロー、みんなが終わった後についていく、普通は一度で誰でもわかるようなことでも何度も説明を聞かないと理解できないなど、病気や障害とまでは、いかないけど、なにか遅れてしまう要因があることがあります。理由は、毒親から脅されて生きてきたため、リラックスができていないので、理解する能力や注意力が鈍っているからです。いつも「人から怒られないように」「失敗しないように」という方にばかり意識がいっている緊張状態のため、本当の能力が発揮されません。緊張状態とプレッシャーで自分を見失ってテンパってしまうのです。ドモリや自分が思っていることをうまく言葉にできないということも起こります。そのため、強い口調の人や気が強い人に言いくるめられたり、言い返せなくて負けて悔しい思いをすることがあります。
●一度怒ると根に持つ・許せない
アダルトチルドレンは、毒親や辛い状況を長年我慢し続け、毒親から破壊的な感情を植え付けられて育ってきました。そのために、潜在意識に大量の怒りが蓄積されています。一度アダルトチルドレンの怒りが燃え上がると、一生根に持つことがあります。いじめられてきたアダルトチルドレンは、いじめた相手に対して殺意を抱いたり、復讐する可能性もあります。アダルトチルドレンは、親から無条件の愛情を与えられたことがないので、辛い感情を忘れることができないのです。
●人目を基準にして生きている
アダルトチルドレンは、小さいころから、毒親の機嫌が悪くならないように、毒親のために、自分を犠牲にして生きてきました。それが、潜在意識に染みついているので、自分の本音よりも、人が自分のことをどう思うかで決めてしまいます。
●好き嫌いが激しい
アダルトチルドレンは、毒親の都合の良いように、コントロールされて生きてきました。それと同じで、自分に劣等感があるので、無意識的に自分でコントロールできる人を好みます。自分より上をいっているコントロールできない人に対しては、苦手意識が出て、毛嫌いをします。自分の劣等感を隠せて、自分が優位に立てる相手を選びます。気づけば、気持ち悪いほど、毒親そっくりの性格になっていたり、同じ行動をしているのです。趣味や嗜好でも、自分の興味あることは、溺愛するけど、興味がないものには、強烈なアンチになったりすることがあります。
●嫉妬心が強い
人が幸せになったり、成功したり、うまくいくと、自分と比較して劣等感がさらに強まります。自分より先を越されるのが嫌いです。自分がやりたいことを人にやらせなくないので、意地悪をしたり悪口を言ったり、邪魔をすることもあります。潜在意識がでは、人が悪くなることを望むことは、自分の劣等感を認めている証拠です。自分に対して上手くいかないように望んでいるのとまったく同じなので、結果的に、相手のほうが優位に立ってしまい、自分は、取り残されてしまいます。劣等感はさらに強まり、今まで以上に辛くなっていきます。
●現実逃避しやすい
毒親の子供は、現実世界よりも、二次元や音楽、芸術などの独特の世界のある分野にのめり込む傾向があります。幼少期に、現実世界では、自分はうまくいかないという潜在意識への刻印がされてしまったので、現実をあきらめてほかで、楽しみを見つけるしかなくなってしまうのです。アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症にもなる傾向があります。
●精神的に休まらない・疲れやすい
アダルトチルドレンは、常に人目を気にしたり人のことを伺っているので、精神的に休まりません。そのせいで虚弱体質、病気にもなりやすくなります。
●なかなか治らない病気や原因不明の病気になりやすい
人間の欲求や自己表現は、宇宙からきている生命力です。その生命力が封じ込められると、当然病気となって返ってきます。いつもイライラ、心配事が絶えない状況が続くので、精神的に不衛生です。精神的に休まらない状態では、体が緊急時の態勢を作ります。緊急時の状態が長期間維持されると、潜在意識の生命原理による機能が異常な動きに変わっていきます。そのために健康な状態に戻すのが難しくなってしまいます。
●強い葛藤にさいなまれる
毒親の子供は、毒親からダメな子供だと洗脳されてきました。そのせいで、自分で自分のことを卑下したり、願望を否定してしまいます。しかし、潜在意識から、宇宙の創造としての願望がやってきます。否定と本当はやりたい願望との間で、強い葛藤が生じて辛くなっていきます。それにより、否定するくせに欲しがるという矛盾した言動をしてしまいます。右と左に同時に行こうとしているのと同じで、どちらにも行けず真ん中で立ち往生してしまうので、あまり願望が叶うことがありません。叶ったとしてもどこか不満な状態の難癖ついた実現になってしまいます。
●ずるがしこい考えになる
毒親が損得勘定で子供を育ててきたので、何でも損得勘定で考えてしまいます。
●疑い深くなる
コロコロ言うことが変わる毒親や、自己中心的で都合の良いことばかり言う毒親をずっと見てきているので、基本的に人を信用できません。褒められても誰にでも言っているだろうとか、裏があるのではないかと思ってしまいます。
●暗いオーラ、表情に影がある
アダルトチルドレンは、たっぷりと無条件の愛を与えられて育った人に比べ、暗い影があります。表面的にどんなにイケメン美人でも魅力がないというな状態になってしまいます。
●悲劇や事件に巻き込まれやすい
毒親の子供は、長年心の中に、怒り、悲しみ、恨みなどの破壊的な感情を貯め込んできたので、潜在意識に破壊的要因が刻印されてしまっています。そのため、破壊的な要素が外界からやってきます。DV、いじめ、泥棒、詐欺、ストーカー、痴漢、レイプ、性的虐待など、何かが自分に襲い掛かってくるというかたちで、被害に遭う可能性があります。また、破壊的な感情が自動的に本人を動かし、犯罪を犯すなど、自分が加害者になる可能性も秘めています。自分には、非がないのに、問題付きの人に出会ってしまうのも特徴です。それらは、潜在意識が、過去から植え付けられた型にそって引き寄せているからです。
●多重人格になりやすい
毒親の元で育てられた子供は、表の顔と裏の顔を持つようになります。親のためにいい人を演じて仮面をかぶっていますが、腹の中では殺意を抱いていたり、人によっていろいろな性格の自分を使い分けるなど多重人格になる傾向があります。ショックを受けると別人のように豹変することもあります。これは、人間関係や社会、恋愛面にも痛い影響を及ぼします。
●嫌な店員や対応の悪い人に出会いやすい
毒親の子供は、他の人には優しいのに自分だけにひどい扱いをしてくる人間に出会いやすいのが特徴です。毒親と潜在意識のことを知らない人に言うと、「あなたの思い込みが激しいんだよ」で済ませられ理解してもらえませんので言っても無駄でしょう。なぜ自分だけがひどい対応の店員に出会ったりしやすいのか?それは、毒親のせいで、毒親の子供は、環境は怖いものだというショックを受けてしまいました。その概念が鮮明に潜在意識に植え付けられてしまったからです。潜在意識は、刻印された通りに実行します。犬や動物が怖がっている人にかみ付くのと同じで、怖がっているという型の潜在意識が、人を凶暴にさせてしまうのです。自分のことを責め立てて悪者にしてくるような先生、医者、先輩、上司、部下に会いやすく人間不信に陥りやすくなります。
●モンスタークレーマーになりやすい
毒親も抑圧された感情を潜在意識にため込んでいるために、嫌な店員や嫌な人間に出会いやすい人生です。そのために神経質で気の短い毒親は、ちょっとしたことでも店や商品を作っている会社に文句を言うモンスタークレーマーになります。そんな親の元で育った子供も全く同じ目に遭いやすく全く同じようなことをします。文句を言うだけではなく自分に悪い対応をした店員が首になるまで徹底的に罵倒し精神的に追い詰め苛め抜きます。それは、毒親が自分の家族や子供にやってきたことと全く同じなのです。毒親の子供は、このような攻撃的な型を潜在意識に持っています。
●自分をいじめた人や自分を傷つけた人を徹底的に仕返しする
これもモンスタークレーマーと同じです。自分をいじめた人に対してその場では、我慢をしているので、言い返したりできませんが、後でだんだん腹が立ち、徹底的に仕返ししたくなります。これは、毒親によって自分の意見をその場で言うことを許されなかったために、その場では、自分を偽って言いたいことを抑圧してしまうからです。その抑圧された感情は、潜在意識で倍以上に膨れ上がり、爆発してしまうのです。もし爆発しなかったら抑圧した感情は、本人の体を壊す体制に入り病気になります。いじめられたときその場では、強い人に言いやられたり言いなりになるだけですが、あとでじわじわとはらわたが煮えくり返ってきて止められなくなります。その攻撃力は、犯罪になったり殺意を抱くほど強烈です。人生を台無しにされた毒親の子供の恨みは、底なしですから一生忘れることはありません。復讐のためなら、自分の地位や名誉も忘れて実行することもあるので注意が必要です。
●自分のことや自分の意見を否定する人に出会いやすい
毒親の子供は、毒親によって自分の意見さえ言わせてもらえませんでした。小さいころから、自分の気持ちや願望、何かを言うと否定されたり怒られたり無視されたりし続けてきたため、それがあたりまえだというのが潜在意識に刻印されてしまっています。大人になってもその刻印は、変わらず繰り返され続けます。社会に出ても、自分の意見を認めれもらえず、本当の自己表現ができません。人間関係、友達関係でも、自分に反対する人に出会いやすくなり、ケンカをしたり、絶交して人間不信になり、怖くて人間関係に入りずらくなってしまいだんだんと一人になっていきます。