毒親が演技性パーソナリティ障害HPDを持っている可能性

パーソナリティ障害のグループB群にある演技性パーソナリティー障害とは、あまり聞いたことがないパーソナリティ障害ですが、それはどんなものか?毒親が持っている可能性はあるのか?などを見ていきます。

B群は、演技的、感情的、移りげな様子が特徴です。

演技性パーソナリティ障害(Histrionic Personality Disorder)とは

演技性パーソナリティ障害は、過度の情動性と注意を引きたい欲求の広汎なパターンを特徴とします。

家庭

演技性パーソナリティ障害は、一言で言うと、「目立ちたがり屋」で常にモテていたり人気者じゃないときが済まないタイプです。継続的に注目の的になることを求め、そうなっていない場合にしばしば抑うつを生じます。

 

●自分の外見や誘惑を武器にして注目の的になりたがる

自分の外見で他者に印象づけたいと考えていることから、自分の外見にとらわれていることが多く、いつも外見を気にしています。潜在的な恋愛的関心だけでなく、職場、学校、あらゆる場面でも他者の注目を引きつけるためにセクシー衣装や派手な服のような不適切な衣服を着て、誘惑的かつ挑発的な形で人と交流します。

 

●派手な意見は口だけで虚言がある

コミュニケーションでは、ほぼ表面だけ。情熱的で劇的な感情表現をしたりしますが、言っている言葉の割に中身がなく薄っぺらかったり、言っていることとやっていることの行動が伴っていません。自分の感情を消したり見せたりするような、誇張された強い意見を述べても、その意見を裏付ける事実または詳細はほとんどありません。

人懐っこくすぐ人間関係に入っていけるのは、いいところですが、初対面でもなれなれしく不適切な外見でドン引きされる場合もあります。その反面、新しく出会った人を瞬時に自分の虜にすることもあります。自分が人からの注目の的になっていないと不快感を感じます

 

●人に左右されやすく飽きっぽい

自分独自のものがないことから、容易に周囲に左右されたり、被暗示性が非常に高くなります。他者や最新の流行にすぐ影響を受けます。非常に人を信用しやすく、暗示を受けやすいのも特徴です。特に、自分のあらゆる問題を解決してくれるかもしれないという権威者を盲信し、服従的に行動します。しばしば自分と他者との関係を実際よりも親密であると考えます。常に目新しくて珍しいものを強く望みし、すぐに飽きる傾向があります。仕事や友人を頻繁に変えることがあります。なんでも即座に満足したがるので、見返りを求めるまでに時間がかかるばあい、すぐに満足できない場合は、非常に苛立ちます。

 

●誘惑的演技でパートナーを支配するが関係がうまくいかない

人懐っこさ、派手な表現や、外見の割には、感情的または性的に人と親密な関係を得ることが困難な場合があります。本人が意図せず無意識的に、被害者のような、ある役割を演じることがあります。また、誘惑的または感情的操作を利用してパートナーを支配しようとし、パートナーに強く依存するようになることもあります。

一般人口の1.5~3%が演技性パーソナリティ障害を有していると推定されており,男性よりも女性に多い。

併存症は、特に反社会性、境界性、自己愛性という他のパーソナリティ障害がよくみられる。これらの障害には、共通の生物学的脆弱性があることを示唆しているか、または演技性パーソナリティ障害が別個の障害であるかどうかについての疑問を投げかけていると言える。身体症状症も認められる患者がおり、これが受診理由となる場合がある。および変換症が併存することもある。

演技性パーソナリティ障害は、あまり知られていないので、これ単独で出るというよりは、併存症と混ざっている可能性のほうが高いのではないかと思います。人の注意を引きたい行為は、演技性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害に共通していますが、引き付けたい理由がそれぞれ違いますね。演技性は、自分の個性がないのが原因で外見や自分の表現を使ってチヤホヤされたいから人を引き付けたい、境界性は、自分は嫌われているのではないかという思い込みで孤独になりたくないから人を引き付けたい、自己愛性は、自信のない自分を隠すために自分がすごいと思われたいから人を引き付けたいという感じです。

毒親が演技性パーソナリティ障害の可能性

出会った人を魅了して性行為につながる可能性がありますので、毒親になる可能性はあると言えます。 毒親が演技性パーソナリティ障害を持っていた場合は、ハッタリ、虚言、飽きっぽいという行為で、子供がなにを信じていいのかわからなくなり、混乱してしまう可能性があります。

 

演技性パーソナリティ障害の診断を下すには,以下の5つ以上により示される,過度の情動性および注意を惹きたいという欲求の持続的パターンが認められる必要がある

●注目の的になっていないと不快感を感じる
●他者との交流が不適切なほど性的に誘惑的または挑発的である
●感情の急激な変化および浅薄な表現
●自分に注意を惹くため常に身体的外見を利用する
●極めて主観的かつ漠然としていて詳細がない、あいまいな会話
●はったり,芝居がかったふるまい,および感情の劇的で大げさな表現
●被暗示性(他者または状況にすぐに影響を受ける)
●人間関係を実際より親密なものとして解釈する

また,症状は成人期早期までに始まっている必要がある。

 

引用 MDSマニュアル 演技性パーソナリティ障害

 

うちの毒父は、注目の的、感情の急激な変化、浅はか、劇的で大袈裟な表現、他者や状況にすぐに影響を受けるという5つ、意外なことにこんなに当てはまっていましたwたしかに、いつも大袈裟に表現して人を脅していましたが、全部嘘だとすぐわかります。弟、母、私は絶対これでは、ないですね。

 

 

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